2017年11月11日土曜日

和装コート

デザインに対する印象や、着丈に対する感覚は、

自身の中で刻々と変化を遂げているのだと、

この洋服で、近年ないくらいに思い知った。





















Honnete

ラムメルトンラウンドカラーコート

¥42,000+tax

昨年の秋冬の展示会で初登場したコートだが、

その時は、バイイングしなかった。

妻に試着してもらったのは覚えていて、

「可愛らしすぎる」という印象が残っていた。















今シーズンも展示会に並んでいた際、

覚えていたので、バイイングする気はなかったのだが、

全く身に覚えのない妻が、「かわいい、かわいい」と騒いでいる。

一応着てもらった。。





















目を疑うほどかわいく見えた。

こういう場合、記憶力はアダになる。





















着てもらったときの印象は、

ファッショナブルな和装コート。

そんな印象だった。

ということは、「スカートやワンピースにも似合いそうだ。」

とかなんとか、、考えているうちに段々盛り上がってきた。





















地厚な素材ゆえ、センターで剥いで

両サイドにダーツでふくらみを持たせ、

背面に丸みを付けている。

これが、着用すすると、、夏のワンピースと同じように、

ポケットの存在が相まって、まっすぐのボックスシルエットにも

関わらず、素敵なコクーンシルエットを描くのです。





















カラー展開は、ショールカラーと同じく、

ライトグレーナチュラル

ネイビー

ブラック

3色展開です。















大きなシルエットに負けない、

少しカーブした大きな袖が、何とも美しい。

大きいながらにバランスのいいシルエット。















しなやかさのあるメルトンに、とても良く似合うデザインです。

なぜ、一年前はそう思えなかったのか?





















本当に不思議です。

「本当に同じですか?」って内田さんを問い詰めるも、

やっぱり同じ。

変わったのは、僕の感覚です。

最近はめったにないことだったので、

なんだか少し、変な言い方だがワクワクした。

やはり物事、達観してはつまらない。















コートの内側は、こんな感じ。

新入荷のTRAVAIL MANUEL のベルベットの

バルーンパンツが、ウォーム感のあるセーターと良く似合う。





















スカートに合わせるとまた印象が変わる。

こちらは、ブラック。















どことなく、80年代のアバンギャルドなブランドの

スタイルを思い起こす。















コートの存在感にゆだねるようなスタイリング。

着ただけで、雰囲気が出る。















こちらもブラック。

相性の良さそうなサルエルにも合わせてみた。















やはり良く似合う。

緩やかなカーブが独特の雰囲気を作り出す。















21日から展示が始まる、「JEUJYEI(ジュージェイ)」の

巻物を巻いてみれば、サルエルに合わせたその雰囲気を、

よりそれらしく、導いてくれる。

やはりスタイルに合わせた小物選びは大切です。















コートの内側はこんな風。

FACTORY のサルエルパンツに、

FACTORYのキャメルのセーター。

完売した色がすでに出てきましたので、現在追加待ちです。

通信販売をお待ちのお客様は、もう少々お待ちください。





















こちらは、スカートに合わせてネイビー。
















ヒールを合わせて、女性らしさを意識して。
















スカートの丈が変わると印象も変わる。

あなたなら、どんな小物を足しますか?
















昨年も大人気だった、フランスの手編みブランド、

「Wisp」の裏編みの特徴的なスヌードを。















コートのシルエットを生かした、

ちょっと女性らしいスタイリング。

タータンチェックのスカートなどに合わせても良さそうですね。

アナベルにはないけれど。


タイツにショートブートもかわいいのでは?

アナベルにはないけれど。


和装コートのような佇まいの素敵なコート。

あなたはどう着たいですか?