2016年5月29日日曜日

どうでしょう。

「今日は袖ある?」

「ないよ。」

「・・・・。」

妻は、ノースリーブをほんの少し敵視している節がある。

ところが、今年の夏は、アナベル史上最高に

ノースリーブのバイイングが多かった。

なんとなく、気分だったのだ。

中には、奇跡的に妻が気に入ったものもいくつかあった。

今日はそのうちの一つ。






















evam eva

ロービングコットンニットベスト

¥18,000(税抜)

キナリ
















触ると、なんとも不思議な感触です。

まるで紙くずを触っているかのよう。

コアヤーンと呼ばれる中心の糸の上から、

コイル状にクルクルと弱撚糸を巻き付ける。

中はしっかりと、周りはふわふわと。

それがこのニットを編んでいる糸の正体。






















ブラック

実はこの商品は、2サイズ展開だった。

展示会で二つとも妻に着てもらったのだが、

アナベルでは大きい方のサイズのみのセレクトとした。






















ネックはキュッと丸く小さな首繰り。

ベストという商品名で、ブランドのカタログでは、

シャツの上からもコーディネートをしている。
















それももちろん素敵だったが、

見た時に一番に頭に浮かんだのは、

ノースリーブで着る姿。
















Travail Manuel のリネンサドルパンツにキナリ。

そして、ノースリーブの冷房除けに、

こんなものもご用意した。
















同じく、evam eva の上質なリネンを使用した、

クロスストール。かぶるだけ。妻にぴったり。
















二の腕も隠れるし。
















妻で大きい方のサイズでこんな感じ。

ちなみに下のサイズは、着丈もだいぶ短めでした。
















スリットが入って、前後差がつくので、

ボトムスの幅も広がる、いいサイズ感。






















インナーには、FABRIQUE の

テレコタンクトップのブルーを。

モノトーンにブルーは鉄板です。


ノースリーブから距離をとっている方々。

ノースリーブを敵視している人たち。

どうでしょう。

この夏は。

着てみませんか?

素敵ですよ。

今年はとりわけ気分です。

どうでしょう。

思い切って。。



本日最終日

「yasuhide ono」

本日で最終となります。

今年もたくさんの人が、小野さんの

作品を求めてご来店くださいました。






















深いテーマとして「時」を感じさせる

小野さんのアクセサリー。
















近くに置いて可愛がりたくなる、

唯一無二の天然石。






















店頭で大切に育ててきたアナベルも

今年で5回目の満開が近くなりました。

あと1週間ほどで満開です。


本日は最終日のため、7時あたりから

片付けを始めます。

ご了承くださいませ。



2016年5月28日土曜日

夏支度

夏は軽装だからね。

冬みたいな準備は要らないよね。

でもね、毎年毎年毎年、

同じ類のものを探している人は多い。

それは、、、

ワンピースの下に着て、透け防止になるもの。

スカートやキュロットも同じく。

そして皆さま共通しておっしゃるのは、

「コットンがいい。」






















soil

ロングレースキャミ ¥4,800(税抜)

色はホワイトとキナリ。
















レースは好みの難しいところ。

クラシックで女性らしいレースです。

写真を撮り忘れましたが、片ヒモが2本というのも

うれしいデザインです。

調整はできません。

丈は、155cmの妻が着て、ひざ上。

ひざ下のワンピースやスカートにはちょうど良く。






















soil

レースアンダーパンツ ¥4,800(税抜)

こちらはキナリ。

他にホワイト、チャコールがございます。

セパレート派の人。

このパンツを履いて、

トップスにはキャミソールを着て、

ワンピースを着る。

キュロットタイプにも使えます。
















ロングキャミと同じレース。

7分丈ですので、長めのキュロットやワンピース、

また、夏場の寝具としても活躍しそうです。

















merijakuu

シルク4分丈インナーパンツ ¥3,900(税抜)

こちらはアナベルではお馴染みになりました。

薄手のフワフワシルクの4分丈。

腹巻にゆらゆらしたパンツ部分が付いたデザイン。

長さはひざ上。足部分はキュッとならず、ゆとりがあるタイプ。
















真夏にワンピース一枚。。

涼しげだが、もう少し安心感が欲しい。

汗ばむ季節、汗が引いて風が抜けると、

おなかを冷やしてしまいそう。

アナベルでは定番で人気のアイテムです。

透け防止にも一役買ってくれるところが嬉しいところ。






















merijakuu

オーガニックコットンインナーパンツ

¥5,900(税抜)

少し高価ですが、それには理由が。。

「彼方の庭」と名付けられたこの商品は、

オーガニックコットンブランド「天衣無縫」と

merijakuu のコラボレート商品。
















触った瞬間に心地いい、最良のオーガニックコットンに、

merijakuu が独自に天然染めを施した、

なんとも贅沢なインナーパンツ。

長さはひざ上の4分丈。


















左から、

ジュピター、ジンジャー、カモミール。

すべて天然染めです。
















もちもち、フワフワ。

出来たてのパンのような感触です。


夏のワンピースやスカートで、

透け感のあるお気に入りに出会っても安心。

今まで、「透けるからな。。」って手が伸びなかったものに、

スッと手を伸ばせる。

そろそろ夏支度。


<お知らせ>

連載を書かせていただいている、

「暮らしとおしゃれの編集室」。

本日、わたくしの連載がアップされています。

よろしければ、ご一読ください。

http://kurashi-to-oshare.jp/

「ナチュリラ」、「暮らしのおへそ」、「大人になったら着たい服」

3誌の合同サイトです。

とても素敵な情報にあふれて困ります。



2016年5月26日木曜日

サイズについて

通信販売ページでご紹介しております、

susuri のリバーエッジワンピースにつきまして、

同じ質問を複数回いただいておりますので、

お知らせいたします。
















こちらのワンピースの「アームホール」のサイズについて、

お問い合わせをいただいております。

二の腕のところがきつくないか?

皆さま、同じ内容で悩まれているようです。

サイズは以下の通りです。

アームホール直径:19cm
アームホール周囲:45cm

Tシャツやブラウスでは、アームホールの
直径と袖幅で採寸しますが、
ノースリーブですので、アームホールの形に
よって、全体の周囲は変化します。

通信販売でご検討のお客様は、
周囲でお考えいただいたほうが良いかもしれません。

よろしくお願いいたします。


annabelle





2016年5月24日火曜日

3日目

昨年の企画展中、

小野さんは何度か同じ事を口にしていた。

「陰影とテクスチャーが気になるんです。」

アナベルのボコボコした壁をいじりながら、

何度かそう、口にした。






















彼のこだわりやブームは、

なかなか長く続くようだ。

そして、確実に形になって表れる。































一歩一歩、道を確かめながら着実に

実行してゆく彼の活動から、今後も目が離せない。



2016年5月23日月曜日

2日目

「yasuhide ono」

忙しくも楽しく、2日目を終えました。

小野さんの在店は、本日が最終です。
















自身の興味の傾き具合を、、

どのタイミングでどの程度に感じるか。






















それをいつも自身の中で

推し量ることで、カンは冴えてくる。
















ドキッとすることはとても重要である。

そう思いながら、3日目が始まっています。
















小野さんの新作に、わずかに興味を傾ける人。

大きく揺らぐ人。

人それぞれで面白い。


2016年5月22日日曜日

初日

「yasuhide ono」

初日、たくさんのお客様にご来店いただき、

感謝いたします。

アクセサリーだけでなく、古道具も

いくつか旅立ってゆきました。
















カリブの宝石ともいわれる、今はもうなかなか

高額な石となったラリマーをはじめ、

珍しいモノもちらほら。。

企画展用にご用意いただいた、一点もの。
















そして、前回より種類豊富になった

オーダー用の石のサンプル。

お客様のオリジナリティーに触発されることも

あるようです。
















さらに、kiki product さんのハーブティー。

私もさっそく朝茶をいただきました。

レモンの香りがすっきりとした朝の目覚めへと

誘います。

ちなみにハーブティーは、食後にいただいたほうが

効果的だそうです。そして、そこから立つ湯気にも

効能があるので、「香り」、「湯気」も同時にお楽しみください。


では、二日目を始めます。


2016年5月20日金曜日

いよいよ明日から

いよいよ明日から、

yasuhide ono が始まります。
















天然石との出会いに心躍ります。

そして、今回は小野さんの素敵なアクセサリーや

古道具に加え、アトリエショップ「うつしき」 を

支えるスタッフでもある田代さんが展開する、

「kiki product」から、ハーブティーをご紹介、

販売いたします。
















「一日の始まりの活力に。スッキリとしたハーブティー。」

「ちょっと中休み。もうひと踏ん張りできるようなハーブティー。」

「一日の終わりに。心地よい眠りへと誘うハーブティー。」

朝 昼 就寝前 の3種のハーブティーをご用意いたします。
















朝のハーブティー

昼のハーブティー

夜のハーブティー

各種 ¥1,800(税抜)

内容量は25~30g でティーカップ10杯分程度です。


楽しみです。


※ 企画展スペースを確保するため、一部商品を

一時的に店頭から外している場合がございます。

アナベルホームページで見て、ご所望のお品が

店頭にない場合、お手数ですが一声おかけください。

よろしくお願いいたします。



2016年5月15日日曜日

yasuhide ono

偶然と必然が入り混じったような出会いから、

今回で3度目の企画展です。

彼の誠実でまっすぐな姿勢は、

出来上がった品々に宿ります。
















yasuhide ono

18kの見たこともないくらい華奢なチェーンに、、

コロンと付いた水晶の小さな原石や天然石の数々。


リネンのワックスコードにガッシリと佇むターコイズ。


暗闇に陰影を表すような、新作のシルバーシリーズ。

古布と金糸を交えた独特なバングル。


とても女性らしく、とても日常的なシルクコードの

天然石のネックレス。


今回は、アクセサリーの展示販売、オーダーメイドのほか、

小野さんがインドを中心に収集したカバンや古道具を展示します。

また、よりお客様のイメージに近いものを小野さんに直接リクエストして、

オーダーも可能です。(小野さんの在店日のみ)


yasuhide ono

展示期間:5月21日(土)~29日(日) ※25日(水)はお休みです。

在店日:21(土)、22(日)、23(月) の3日間

今回は、小野氏が月末にインドに旅立つため、

前半のみの在店になります。

わがままオーダーを希望の方は、前半の小野氏在店時にお越しください。

天然石の種類や、色、形など、直接お話しいただけます。

通常のサンプルを見てのオーダーは、期間中いつでも可能です。


皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。


annabelle








2016年5月14日土曜日

お知らせ

先日ご紹介いたしました、

「奈々さんの首飾り」こと、

d'antan のシルバーネックレスは、

ご好評につき、今回の入荷分は

完売いたしました。

申し訳ございません。

次回の入荷分で、ご予約をいただいている

お客様には、入荷次第ご連絡を

させていただきますが、

だいたい、秋口になるかと思います。

8月中旬~9月上旬です。























よろしくお願いいたします。



2016年5月13日金曜日

なかなかいいズボン。

アナベルのもっとも大きな特徴は、

女性のスタッフが現在も今までもいないこと。

「よくセレクトできるね。」って言われるけど、

自身は、全く違和感なし。

着てほしいもの。

着たら可愛いだろうもの。

着方を変えたら素敵そうなもの。

女性が目を付けないもの。

女性が見て、「着たい!」って思うものは、

きっとたくさんの女性がみんな一斉に

そう思うものだから、、

必然とどこにでもあるものになりかねない。

それともう一つの大きな特徴は、

たまに、無性に自分たちで作りたくなる。

それは、今までそういう仕事をしていたから。

思いつくものは多々あれど、

これは、作る意味があると思えるものは、

そうたくさんはない。

男性的な目線で、女性に着てもらいたいもの。

着たらいいのに、って思うもの。

万人受けはしないけど、確実に個性が出せるもの。

展示会を回ってみて、なかったもの。。

今回は、オリジナルでパンツをつくりました。






















annabelle オリジナルパンツ

NAKANAKA

¥16,000(税抜)

生成 

サイズは、S、M の2サイズ展開。
















釦は、本ナット釦。

素材は、すごく気に入った、平織の高密素材。

タイプライターほど華奢でもなく、

ダンプほどの厚みはない。

もちろん馬布のような堅さはなく、

しかしながら丈夫そうではある。






















全カラー、アナベルのオリジナルカラー。

こちらは、P下(ピーシタ)と言われる白地に、

生成りを製品染めした。

ポケットの閂(カンヌキ)は、チャコールで配色に。






















ピスタチオ

裾を絞れるようにしたので、

合わせる靴やトップスによって、

シルエットに変化をつけてもいい。






















ピスタチオにもチャコールの閂。






















カーボングリーン

普段から集めている生地の切れ端から

見つけたこの色は、

実はもっとグレーかと思っていた。
















でも、染め見本をつくってビックリ。

あまり見たことのない、グリーンとブルー系とグレーが

入り混じったような、絶妙な色合いに仕上がった。


妻をモデルにパターンを起こしているので、

レディース用ではありますが、

私は、身長170cm、体重60kgで Mをゆったり履いています。

見ている男性は少ないかもしれませんが、

やせ形な人は、Sでも十分履いていただけます。
















作るときにイメージしていたのは、こんな女性。

彼女のクローゼットには、シンプルな

シャツやブラウス、カットソーが多く、

ミリタリーラストの黒い革靴や古着を

スタイリングに取り入れたりする。
















ストーンとしたシルエットでパンプスにも良く似合う。
















生成りにブラックを合わせてモノトーンに時にカッコよく。
















全く絞らない状態で、155cmの妻が履いて、

地面から5cmちょっとは、浮く感じの丈感です。
















少し絞ってロールアップ。

足元はTorch のレザーシューズ。
















たまに、裾絞りはロールアップすると

ヒモが見えてしまうから、ロールアップしてはまずい。。

そう思っている人もいるようなのだが、

今回裾絞りにこだわったのは、

自身でよく履いていて、とても重宝していること。

そして何より、お店で裾絞りをロールアップしていると、

「そういうのが欲しい」

と言われることが多かったこと。
















わざと強めに絞って、クシュクシュさせても素敵です。

ワンピース×ダンスコの定番スタイルに。
















白いTシャツに白いカーデ。

オーソドックスなトップスにピスタチオ。
















シューズはR.U. のAnon。

女性には少ない、オーセンティックスタイルを

想定したパンツ。
















そして、自由度が高い。

たっぷりしたトップスには、裾絞りで。
















サンダルは全体を見せて軽快に。
















Honnete のマンダリンブラウスに同系色で。
















絞りを小さく、そして軽くロールアップ。

足元をパンプスにすると、大人っぽく、女性らしい。
















Honnete との丈のバランスもいい感じです。
















ストーンとワイドに落としてフラットシューズ。

トップスは、オーソドックスなサイズ感。
















ワンピーススタイルなら、大胆な色合わせも

チャレンジできる。
















真夏も履いていただける清涼感は意識しました。

3月くらいから~10月下旬まで、

履きたいだけ履いてほしい。
















3色の中でもっともメンズライク。

可愛らしい襟のブラウスも

どことなく、かっこいい。
















アナベル別注のHonnete のカーキとは、

もっとも相性がいいような気がする。
















ポカーンとしたサイズ感のギャザーブラウスも、

バランスがとりやすい。
















ベーシックなゴーシュの長袖T-シャツに。
















オーセンティックスタイルでありながら、

後姿に可愛らしさをすこし出している。

ゴムとギャザーを後だけ入れて、

ヒップをやや大きめにとることで、

ふくらみを持たせる。

あえて、後ろポケットはつけない。


作ってみたかったのは、

シンプルだけど、なかなかない。

なかなか女性は手に取らないけど、

履いてみるとなかなか素敵。

気が付くと、重要なボトムスの一つに。

それは、なかなかいいズボンに違いない。