2015年11月29日日曜日

小わざ

初めから素晴らしく心地のいい

上質なカシミアのような素材もあれば、

最初はごわごわしているけど、、

何度も洗濯をしているうちに、

しっくりと馴染んでくる素材もある。

脇役ではあるが、、

あったら絶対にコーディネートの幅が広がるもの。

肌に直接触れるくせに、最初はチクチクする。

履き始めたら癖になりそうな。。






















meriyakuu

シルクコットン8分丈パンツ

オフホワイト

¥5,900(税抜)

















とてもソフトなゴムで、おなかをホールドする

このパンツは、自らの立ち位置をはっきりさせていない。

商品名は、「8分丈パンツ」とあるが、

これをズボンとして外で履くことはないだろう。






















ホールガーメントで丁寧に作られたこの

商品は、「ルームウェアー」として、

お部屋でズボンとして活躍させて、、

というのが本来の狙いのようだ。






















ブルーベリー

色名の通り、やや紫がかったネイビーだ。






















ブルーベリーの中に、ちらちらと

キナリの混じったミックス調。






















グレー

初めて、これを見たときすぐに

頭に浮かんだのは、、、

「タイツに重ねたらあったかそう」

「これで、秋冬のワンピースが着やすくなる」

「ソックスと合わせたら可愛いのでは?」

「ちらっと見えるリブが可愛いはず」

ルームウェアーはどこへやら。。






















裾リブも可愛らしい。。


早速妻で実験したのだが、、

一つ欠点があった。

それは、新品で素肌に直接触れるとチクチクする。

あくまでも、妻の基準だが、、

僕も失礼して片足を入れてみた。

最初に感じたのは、、懐かしい軍物のサーマルタイツ。

昔はよく履いたが、馴染むまで少し堅さがあり、

チクチクする感じ。。あれに似ている。

・・・・

だれもわからない例えでした。。

だから、一回洗ってみた。

かなり、チクチクしなくなった。

ただ、すべすべとも言えない。

洗うほどに風合いが増してくるようだ。

そして、相変わらず洗濯表記に

興味のない妻は、普通にネットに入れて、

洗濯機でざぶざぶ。。

10cm近く縮みました。

本日は、洗濯前、洗濯後の両方をご覧ください。






















洗濯前。

グレーを着用しています。

黒のリブソックスを合わせています。

やはりかわいい。






















パンツをロールアップした感じを

自然に表現できるレギンスだ。






















コートを着たら不自然かな??

と思ったら、全く素敵でした。

ここまでが、洗濯前。

ちなみに、総丈79cmで、スネあたり。


そして、洗濯後。
















ん??






















ん?
















おーー。

長さだけでなく、リブも細くなって、

軽くキュッとなる感じ。

これはこれで素敵です。

妻は、負け惜しみかもしれませんが、

こっちのほうが好きだということです。。

表記は、中性洗剤の手洗い。

新品のサイズ感を保ちたい人は、

おしゃれ着洗剤で手洗いを短めに。

1分ほどつけて、1分ですすぐ。

洗濯機の脱水で、15秒くらい。

合計2分半くらい。

それで、縮みは一切ないでしょう。

今回紹介している、洗濯前、洗濯後の

中間がいい人は、、、

小わざが必要です。

手洗いの時間を長くするか、、

最初の洗濯だけ、洗剤なしで水だけにして、

縮み具合を確認しながら脱水までいくか。。

いずれにしても、小わざが必要です。

スタイリングも、洗濯も、

小わざを効かせましょう。


柄物ソックスを合わせても素敵かも。。







2015年11月27日金曜日

オシャレのじゅもん

昔、むかし、

もう20年ほど前、

勤め先の先輩に、とてもおしゃれな人がいた。

よく、真似をしていたが、一向におしゃれになれない。

別の変な先輩が、変なことを言った。

「3年くらいファッションが好きでいたら、、

オシャレの神様が下りてくるよ。」

その時は、きっとからかわれているのだと思ったが、、

どうやらずっと好きでいると、、

「自分に何が似合うか?」

「どう着たらバランスよく見えるか?」

「何を足したらもっと良くなるか?」

それがわかってくる。

要するにオシャレのコツが開花してくる。

僕にとってそのきっかけになった洋服は、

古着屋さんで買った、ラルフローレンの

パッチワークシャツだったのだが、

この洋服も、誰かのきっかけになるのではなかろうか。。























evam eva

ストールベスト ¥15,000(税抜)

グレー

展示会で、ハッとしたのを覚えている。

「ストール」とは名ばかりの、

とてもとても、可愛い洋服だ。

こう見ていても、なんだかわからないが、、






















こんな状態できれいに畳まれて

入荷するものだから、、

「なんだっけ?これ」

「こんなの発注してたっけ?!」

ますますわからない。

じつは、なんだか思い出すのに10分はかかった。






















ミディアムグレー

じーーっと見て、、、

納品書に目をやる。

「ストールベスト」って書いてある。






















チャコールグレー

ストール??

ベスト??

僕らがわからないのは無理もない。

だって、展示会では、この状態で

ずっと見ていたのだから。






















人が着ると、まるで別物のように

可愛らしい。
















背中がガバっと開いた、ドレスのようなデザインだ。

そして、首からひっかけたようにも見える。

実は着ているのだが。
















サルエルパンツにチュニックニット。

その上にこれを足すと、、






















こうなる。。

カシュクールジレのような、、

ドレスのような、、

ストールのような。。
















こんなワンピースの上にも着てみよう。
















前は垂らしていると、ストールみたいだが、

釦があって、カシュクールにもなる。

そして、、
















背中が開いているのを生かした、

コントラストの出るスタイリング。。

とにかく背中がお茶目。
















こんなかっこいいコートを着て歩き、、

コートを脱いで、、






















これだったら。。

なんてしゃれた人なんだ。。って、

思うでしょう。
















シンプルでかっこいいワンピースに、

ちょっと足してあげる。
















温かみも増すし、、

何より少しおしゃれに見える。

















濃色同士だと、背中が目立たない。。

どんな装いにもスッと馴染み、

オシャレへと、いざなってくれる。

それでいて、実用的にも優れている。

コートの下の、温かいインナーとして使いやすい。

背中がないから、かさばらないので、

ニットとの重ね着が容易である。

体は温めるが、脇や背中など、

熱がこもりやすいところが開いている。


オシャレのじゅもんを唱えよう。。






















チンカラ、、ホイ。



2015年11月24日火曜日

お知らせ

アナベルオリジナルの、

ETTO コートについてお知らせいたします。

11月19日から、店頭にて見本を

ご覧いただいておりましたが、

第二便もすべて、完売となりました。

あまりに早い完売でしたので、

嬉しさと申し訳ない気持ちが入り混じる

思いではございますが、

今シーズンの追加生産はいたしません。

生地の特殊加工に非常に時間を費やす

商品ですので、不可能です。

申し訳ございません。

来シーズンも少しではありますが、

我々のオリジナル商品を企画しておりますので、

ご注目いただけましたら幸いです。

よろしくお願いいたします。


annabelle


2015年11月23日月曜日

品よく闊歩せよ。

「小顔で背が高くて素敵だな。。」

と、ルンルンはランランに憧れ、

「可愛らしい服が似合っていいわよね。。」

って、ランランは時にルンルンを羨ましがる。


自分にはない要素を羨ましがりながら、

自分の良さを磨けばいい。

歩き方や表情だけで、人は素敵に見えるものさ。


きっと素敵になれるワンピースのご紹介です。






















maison de soil

ウールロングシャツワンピース

¥22,000(税抜)

キナリ

以前、ご紹介しているブラウスと

同素材で、ボイルされた表情のあるWOOL。






















ウェスト付近の脇のあたりに、

さりげなく入るブランド刺繍。






















ストライプ

こちらには刺繍は入りません。






















釦はすべて共布の包みボタン。

シャツを長くしたデザインは、

他でも見かけるが、、

シンプルなだけに、素材感やちょっとした丈感。

そして、着方。。

それがとても重要なのだろうと思う。

さりげなく、カッコよく。

少し女性らしい可愛らしさをのぞかせて

着こなせたら。。
















まずはシンプルにパンツに。

今シーズンとても便利に活躍しているソックスは、

実は同じくmaison de soil のカシミア混ソックス。

すっきりとした印象で温かく、R.U. の魅力を引き立てます。
















ワンピースとはいえ、、

裏地が付いているわけではないので、

インナーを着て、パンツスタイル。

それがメインになるのでしょう。






















よく、、可愛らしくなりすぎる

シャツチュニックもあるが、

この丈はそうなりません。

安心してパンツスタイルで着てほしい。
















ひざ下のWOOL のロングコートで大人っぽく。
















ストライプは、少しだけ変化球。

インナーには温かいコットンのタートルネック。






















ボトムスは、merijakuu の、、

本来はホームウェアーパンツ。

レギンスがゆったりしたようなデザインで、

8分丈のシルクの部屋着。






















ざっくりとしながらも、

裾が薄手のリブ編みでヒラヒラした、

とてもとても女性らしい、可愛いアイテム。
















見える分量が少ないロングとの合わせだからこそ。。

靴はAnonで引き締めて。
















上からオリジナルのコートを着てみたり。
















AラインのWOOL のロングコートで、

美しくも豪快に。。
















コートに合わせた巻物選びも楽しい秋冬。
















時には巻物だけで印象を変えることもあるくらい。

タイプの違う巻物をいくつかお気に入りで持っていると、

秋冬のおしゃれが、グッと楽しくなってきます。
















品よく闊歩せよ。。

きっと素敵に見えるはず。








2015年11月21日土曜日

お知らせ

昨日、ご紹介させていただきました、

アナベルオリジナルのETTO コートの

入荷予定が、おおよそわかりましたので、

お知らせいたします。

今回、入荷が2回に分かれます。


第一便→11月23日(月)

第二便→11月28日予定

以上となりますが、第一便の分は、

本日ですべて、予約完売いたしました。

本日、通信販売のページへもアップいたしますが、

通信販売からご購入いただいたお客様への

ご配送は、すべて11月28日以降となりますので、

あらかじめ、ご了承願います。






















引き続き、お試しいただけますよう、

店頭では各色1点づつのご用意はございます。

皆様のご来店お待ち申し上げます。



2015年11月19日木曜日

ETTO コート

T-シャツ、ブラウス、シャツ、

カーディガン、セーター。。

パンツ、スカート、キュロット。

ワンピース、サロペット。

多々存在する洋服の中で、

お客様の立場から見て、

最もハードルが高いのが、コートではないだろうか。

「より、温かいほうがいい。」

「できたら、ダウンの代わりになれば。」

「より、たくさん着たい。」

「より、軽いほうがいい。」

「より、様々なシーンで着たい。」

「シンプルだけど、少し個性的な、、、。」

「ライナーだけでも着られるんですか?」

様々なお洋服の中で、

とりわけコートにおいては、、

より慎重に選ばれる。


2年前、妻に聞いた時も、

やはり同じく、かなりの条件があがった。

1年越しで考えてきた理想的なコートが、

もうすぐ、ようやく入荷します。。

今日は、入荷に先駆けて、

スタイリングとともに、お披露目します。






















annabelle

ETTO COAT(エットーコート)

¥57,000(税抜)

Khaki






















表地は、考えに考えた末、、

コットンのバーバリィ素材に。

打ち込みが良く、軽いのに雨風を防ぐ。

昔ながらのコート素材。






















裏地は、コットンのビエラ。

ブルーグレーのような色に、スミクロの格子柄。

バーバリィ素材に良く似合います。























内側のポケットは、

メンズライクなお台場のデザインが

特徴的です。

視覚的にも可愛らしい。

ちらっと覗く袖裏は、黄色っぽい、

薄いゴールドベージュに。

















左にポツッと見えるのは、「力釦」(ちからぼたん)。

通常はプラスチックや樹脂が多いのですが、、

アナベルのコートは、本革パッキンを使用。

もちろん衣類用ですのでご安心ください。






















4つあるボタンの裏にそれぞれ革パッキンが

施されます。

そう、力釦とは、着脱回数が多いお洋服の

釦が、取れずらいように付けられるもの。

普通は、あまり見えないものなので、

もっともあまり気にして見たことも

ないかもしれませんが、、

今回のアナベルのコートでは、

実はとても重要な付属なのです

なぜかというと、、、

















このコート、、

第一釦があるコートなのです。

シャツみたいに。。

このバランスには、相当なこだわりを注ぎました。

そして、、

















トップ釦を外して、こう着ると、

また違った雰囲気を醸し出す。

ここで、ちょこんと見える力釦が、

プラスチックでは嫌ですよね。。






















Dark Navy






















お気づきかもしれませんが、

釦の色を3つとも微妙に変えています。

天然の水牛の角を染めたボタンで、

3色使ってみました。

とてもとても、程よいアックセントに。






















袖口は、初めから大きめに共布で

見返しを付けて、まくって着る仕様にしてあります。

もちろん見返しですので、腕の長い方は

まくらなくても、着ていただけます。

そして、このコートの最も大きな特徴は、、

















この写真で見てもお分かりいただけるかと思いますが、

「ライナー付き」です。

「コットンだけど温かく」

「冬を安心して越せるものを」

という、要望に応えるために、

ライナー付きにしてあります。

さらに、、このライナーは、






















長袖で、これだけでも素敵に

着ていただけます。






















ウールとアンゴラをメインにした、

とても軽く、温かい、そしてシャギーな

毛足は、大人っぽく、品がある。

ただ、、ライナー取り外し式で、

ライナーも着られるタイプでよく見かけるのは、

前端のホールの仕様に、無理があったり、

いかにもライナーぽくって、、

結局着なかったり。

それを考慮して、このように。
















ネックの後ろ。。






















袖口2か所。

写真はないが、両脇。

そこを簡単にループでボタン留めするだけ。

こうすることで、ライナーとは思えない、

素敵なロングカーディガンに変貌します。。

さらに、ボタンのループがデザインとしても

一役買っています。
















ライナーは、両色共通です。
















ポケット付き。。

これ単体でも十分活躍することでしょう。






















温かく、軽い、、

素敵なライナーです。

ある時は、お手持ちの別なコートを。
















真冬はライナーを付けて。






















トップ釦を外した、テーラーカラーコート。

ほのかにかけた、コクーンシルエットが、

可愛らしさを感じさせる。
















大判のストールを巻いて、完全防寒。






















袖付けは、いろいろな肩の人に

対応できるよう、1枚袖のラグランに。






















トップ釦を留めて、現れる、、

小さな小さなシャツ襟は、

大きなコートにスッと可愛らしく

収まります。

また違った雰囲気をお楽しみください。

アナベルは、どちらのスタイルも大好きです。
















パンツスタイルにカーキベージュ。






















テーラーカラーで、

中を見せても素敵です。
















赤いカシミアのストールで真冬を迎えては。。
















よく見ると、、、、

パンツはもともとアナベル別注で始まった、

ARTEPORVERA の加工チノ、ホワイト。

中に着たピンクのセーターは、

スコットランド、john tulloch の

アナベル別注カラー。

コートは、オリジナル。

ストールは、FACTORY に別注した、

カシミアの大判ストール。

偶然スタイリングしたにしても、、

なんかうれしい気分。
















今の季節は、ライナーなしで、

軽く羽織っても素敵です。






















ゴーシュのフリルスカートに

合わせて、少しトラッドに。
















寒い冬を超えて、、

春が着たら、
















きれいな色合わせで楽しんでほしい。


妻にコートの条件を上げてもらったとき、、

それを聞いた僕らが重要視したこと、

それは、、

「ワードローブの軸になるシンプルなコート」

「長く着られるための、コットン素材」

「ライナー単体での完成度」

「真冬に安心して着られる温かさ」






















冬を越して、、

春も楽しめる、

目指したのは、そんな「越冬コート」でした。。





annabelle オリジナル

ETTO COAT(エットーコート)

¥57,000(税抜)

khaki navy 2色展開

サイズ Free

11月末頃、販売開始です。

お試しになりたい方は、

土曜日から、両色とも店頭にございます。

ただし、お渡しできる在庫がございません。


少しでも寒い冬が楽しくなりますように。。