2015年9月29日火曜日

大地に立つ工房

濁りのない言葉がよく似合う。

触れてみるとサラサラ。

着てみるとヒラヒラ。

洗ってみるとフワフワ。





















maison de soil

オーガニックコットンピンタックブラウス

white ¥19,000(税抜)

















80番単糸のオーガニックコットンは、彼らの定番素材。

透け感のあるローン素材は、ふわふわしているのが

目で見てわかる。





















きれいにたたまれたピンタックは、

丁寧に手で纏られている。

それを裏使いするという贅沢さ。

共布の包みボタンも可愛らしい。

maison de soil にひそかにあこがれている

妻に着てもらいます。

ブランド名も読めないくせに。。。
















Honnete の素敵な半ズボンサルエルに、

オリエンタルな雰囲気でスタイリング。

長袖のコットンが最も出番の多い国、日本。

重ね着を考える前に、、

一枚で着る素敵な姿を想像してください。





















インドの自然を受け入れ、

インドの大地に工房を構え、

インドでしかできないことを真剣に考え、

完成度の高い洋服を作り続ける彼ら。

彼らの作る洋服は、どれも濁った言葉が似合わない。

サラサラ

ヒラヒラ

フワフワ

スルスル

maison de soil(メゾン・ド・ソイル)=大地の工房




2015年9月26日土曜日

スタンダードの向こう側

お店を開けた時からお話ししているが、

パーソナルな定番とは、まったくもって

シンプルなものとは限らない。

その人の中で、長い期間着続けられた洋服は、

どんなデザインにしても、その人にとっては定番なのだ。

アナベルでは、オープンから3年半、ずっとお取り扱いしている

ブランドも数多くあるが、喜ばしいことに

同じデザインで販売し続けているものもいくつかある。

それは、アナベルのスタイルから生まれた、

アナベルの定番なのだろうと思っている。

アナベルの定番を中心にスタイリングした

その姿は、少し今の気分を吹き込むことで、

また新たな気分で着ていただける。















もういったい何本販売したかわからない、、

ARTEPORVERA の加工チノ。

夫婦で合計何回履いただろう。

シンプルだけどこなれた感じを醸し出す。






















トップスは、Travail Manuel のボトルネックカットソー。

いつから販売してたっけ?

忘れた。。

肩口からネックにかけて軽く立ち上がるデザインは、

女性の首を細く華奢に見せてくれる。





















今回はしっとりとしたスムース裏毛。

少しスポーティーな雰囲気も持っている。

スニーカーで合わせても素敵でしょう。
















上からTravail Manuel のイージーコートを羽織る。

このコートももはやお馴染みの商品となった。

今年もウールコットンで3色展開です。















そしてアナベルの名脇役、、

ヨハンナ・グリクセンのテトラバッグ。

オープン当初から、アナベルのスタイルに

花を添える。





















そして足元は、いつもR.U.の靴が

引き締めてくれる。。

今年は入荷が遅れてご迷惑をおかけしています。

もう少々お待ちください。

このスタイリングは、、色や素材は別にして、

3年前から変わっていない。

大切にしたいスタイリングの一つ。


ボトムスを今シーズンお気に入りの

susuri のバルーンスカートに変えてみよう。















別注で展開したバルーンマーチスカート(東炊き)の

もとになった商品で。

細番手のウール素材のストライプ。

トップスはブラックに変えてみました。

ワントーンで潔く。カッコよく。





















こちらも足元はR.U.のワンストラップ。

カバンもブラックで統一して。。















イージーコートは、万能カラーのチャコールグレー。





















ボトムスをスカートに変えると、

また違う表情を垣間見せるこのコート。

季節の変わり目に何を着たらいいか

わからなくなる人に、まずおすすめしている

商品です。

たぶん、今ご紹介した商品を一通り、

全部持っている人もいると思います。

その皆様にとって、そのスタイルが

定番であり続けることを願い、

そこから生まれるであろう新しい感覚を

それぞれが育み、

さらに厳しい目線でアナベルを見てくだされば、

我々にとって幸いです。

2015年9月25日金曜日

ゴーーシュ






















今シーズンおすすめアウターの一つ。

ゴーシュのダウンジャケットが入荷いたしました。

アナベルでは、3年ぶりのダウンのお取り扱いです。

他にはない発想で、冬以外もおしゃれに着ていただけます。


なお、撮影は30日になりますので、

webshop へのご紹介は、間に合えば10月1日となります。

よろしくお願いいたします。

nid vol.41





















連載を書かせていただいていた雑誌、

「nid vol.41」(9月20日売)に、

わたくしの日常使いの革小物をご紹介しています。

ぜひ、ご購読いただければ幸いです。


2015年9月24日木曜日

黄金シャツ

僕はやはりずっと洋服屋だから、、

10年以上着続けているものはたくさんある。

でも妻は、、

洋服のお仕事なんかしたこともない。

さほどお洋服も持っているほうではない。

だが、そんな妻にも実は15年くらいずっと

着続けているブラウスがある。

アナベルではお取り扱いはないのだが、

僕もそこのシャツは、長いこと着続けている。

妻の白いブラウスを見ながら、、

なんでこれをずっと気に入って着ているのだろう?

1週間に一度くらい、妻が着ているのを横目で見ながら、

そんなことを考えている。

デザインは全く違うのだが、

なんとなく同じ匂いがする。

そんなブラウスのご紹介です。





















evam eva クルーネックビッグスリットブラウス

¥14,000(税抜)

一見とてもシンプルなノーカラーブラウスなのだが、、

脇のスリットが楽しいことになっている。




















妻のブラウスもそうだし、

これもそうだが、

長く愛用しているものは、意外とシンプルでもない。




















素材はサラサラとしたコットン。

ほとんどの素材を自ら作る彼らの素材への

こだわりは、多くの洋服好きの心をつかむ。















前後差がかっこいい、ロングシャツだ。

シンプルなパンツに合わせても素敵だが、





















なんとなく、オリエンタルな気分のわたくしは、

Honnete の裾ゴムのサルエルでスタイリング。















前後差があるのも今の気分。。

スリットは、ウェストの少し上から始まります。


おそらくは何度着てもまた着たくなる、、、

アンバランスなカッコ良さ。

きっと黄金シャツになってくれることでしょう。






2015年9月19日土曜日

ナチュリラ 秋号





















ナチュリラ秋号に掲載していただきました。

秋号は初めての登場です。

「似合う」を手に入れる着こなしのコツを

ご紹介させていただきました。

モデルはいつも通り、妻が奮闘しております。

ぜひ、ご購読いただけましたら幸いです。


annabelle

お知らせ
















「ななさんの首飾り」こと、

Lin Francais d'antan のネックレスは、

ご好評のため、今回入荷分は完売いたしました。

次回の入荷は、今のところ未定です。

よろしくお願いいたします。


annabelle


2015年9月17日木曜日

ななさんの首飾り

相変わらず、たくさんのお問い合わせを

いただく、「ななさんの首飾り」こと、

Lin Francais d'antan(ラン・フランセス・ダンタン)の

シルバー+ブラスのネックレス。

妻が8年間使い続け、、

撮影の時もほとんど身に付けているため、

お取り扱いがない時から、

お問い合わせをいただいていた。

今回、少し遅くなりましたが、

秋分として入荷いたしました。
















ペンダントトップの大きさは直径で20mm。

すべてシルバーだと少し重みの出るサイズですが、

こちらは、中央をすべてブラス(真鍮)でおつくり

していることもあり、思ったより軽い。

どんな装いにもスッとなじみ、おすすめのネックレスです。

真鍮やシルバー独特の、「酸化」と言われる

黒ずんだ変色を見せるのも、この素材ならでは。

ポリッシャーという、真鍮やシルバーを磨くための

クリームでこすれば、新品の状態に戻ります。


¥13,000(税抜)

ご予約をいただいていた分を除き、

10点の在庫となります。

また、こちらの商品は、webshopへの掲載が禁止されているため、

通信販売はお電話、メールでのご対応となります。


annabelle

2015年9月14日月曜日

輝け!女心。

いかにおっさんのような性格の女子も、

鏡の前では、女性らしくあってほしい。

それは、とても自然で、素敵なことだ。

子供のころ、キラキラしたものを身に着けて、

鏡の前でにっこりした人も多いはず。

キラキラしたブラウスに続き、

スカートのご紹介です。





















maison de soil

コットンシルクギャザースカート

ダークグリーン ¥26,000(税抜)

たっぷりとしたギャザースカートは、

ウェストがゴムとヒモ。

ゴムはあまりテンションのないものを

わざと使っている。

「キュっと」なりすぎると、ギャザー分量が

多い分、ウェストからヒップのブラウジングが

強くなるから。。だからゴムは、ゆるめです。
















裾はいつものように「耳使い」している。

彼らの洋服は、生地幅をいっぱいに使って、

ピンタックやギャザーを多用することで、

洋服としての面白さと同時に、廃棄する生地が

極力なくなるようなデザインを心がけている。

だから、この耳使いは、彼らの大きな

特徴のひとつなのだ。

耳は生地の端である。

端まできれいに使っている洋服が多いのだ。





















キナリ

少しキラキラした洋服は、

いつものシンプルコットンに加えることで、

ちょうどいい女性らしさをプラスしてくれる。

















しっかりとした裏地は、表地より10cm弱短く、

その分、透け感のある裾を楽しめる。















シンプルなニットに合わせて、ダークグリーン。





















テハマナのカバンやR.U. の革靴は、

様々なスタイリングに沿いながら、

しっかりと大人らしく引き締めてくれる。

頼りになる小物たち。















ボリュームのある軽い生地は、、

動きと風に任せて、ふわふわとする。















パンツスタイルなら、間違いなく「ボーイッシュ」って

呼ばれるトップスも、スカートを使って気分転換。





















見慣れたコットンパーカーも

少し新鮮に見えるかもしれません。















コットンスカートとまた違う、、この感じ。

輝け!女心。


















お知らせ






















nu comfie(ヌーコンフィー) vol.28

「季節の装いを楽しむ10人10着」という

企画で、おしゃれ上手として、妻が登場しています。


雑誌全体として、着るものに迷うこの季節、

とても参考になる1冊かと思います。

是非ご購読ください。


annabelle



2015年9月7日月曜日

幻装

maison de soil の扱う、インド中央部

チャンデリ村のコットンシルクは、

か細い糸からは想像できないほどの

きれいで繊細な輝きを放つ。

初めて見た時から、毎回少量づつ、

ご紹介を続けている素材の一つです。

今回は、、今までで最も特別な輝きと

色彩を持って、我々の目に飛び込んできた。。






















maison de soil

コットンシルク丸首ブラウス

ダークグリーン ¥19,000(税抜)

















かなりの光沢感に、一見シルク100%のようにも

感じるこの素材、実はコットン80%、シルク20%。






















キナリ

この素材の素晴らしさは、

シルクの輝きを味わいながら、

お洗濯は家庭洗濯、手洗が容易にできること。

シルク100%は、ドライクリーニングに出さないと

心配だし、だいたい表記もそうなっている。






















でもこれは、手洗表記だ。

美しい輝きを楽しみながら、

日常着としての扱いができる。

だって、コットン80%なのだから。。

共布の包みボタンも可愛らしい。






















後ろ側は、そのボタンで全開になる仕様だ。

そして、こんな形もございます。






















ほぼ同型で、丸襟付き。

ダークグリーン ¥19,000(税抜)

















前から見ても、、






















後ろから見ても、

丸襟です。

もちろん、キナリもございます。

外に出しても、

タックインしても、

どちらでも、ちょうどいい。

とても扱いやすい着丈です。
















susuri のスカートにタックイン。
















フワフワで起毛感のある東炊きのビエラと、

キラキラと光沢感のある素材感のコントラストが、

少し気持ちを引き締めてくれる。
















パンツスタイルにも良く似合う。

パンツは、アナベルのユニフォーム、

ARTEPORVERA の加工チノ。






















今シーズン、、

展示会をまわりながら頭をよぎっていた

メインイメージは、

「ガーリーをマニッシュに」
















そう大きな変化を加えるつもりはなく、

おおわく、いつも通りのアナベルなのだが、

ほんの少し、「女の子らしさ」を加えてみよう。。

というほどの変化。
















ゴーシュでフリルのついたスカートを見たり、

インポートの展示会でベルベットの靴を見たり、

maison de soil でこんなブラウスを見ていたら、、

そんな気分になったのだろう。
















気分は大切にしなければならない。

ファッションだから。


そしてこのブラウスの素材には、、

写真には映らない美しさがもう一つある。






















こう見ていてもわからないし、

お店に掛けてあるのを見ていてもわからないが、、

着るとわかるのだ。

写真には写らない透け感が。

きれいな布地に光が反射して、、

それは、美しい澄んだ水の

晴れの日の水面のような美しさ。

「ガーリー」という簡単な言葉に

収まらない、幻想的な美しさ。






















とてもとても軽く。

ひらひら、キラキラとした透け感のある

この布地のブラウスは、、

幻を装うような特別な気分。

妻のとぼけた顔からは想像もつかない

女の子らしさが待っている。


今シーズン一押しの一つである、この素材。

スカートとワンピースもある。

スカートは近々に。

ワンピースの紹介はもう少し先になりそうです。