2015年4月5日日曜日

ゴーシュより藍をこめて

展示会場に入った瞬間に

目に飛び込んできた、

目の覚めるようなブルー。

どこか懐かしく、、

日本独自の本藍染の数々が並んでいた。

その優しさと力強さは、、、

有史以前から人類に親しまれてきた、

最古の染料である、「藍」ならではだろう。






















ゴーーシュ

阿波天然藍灰汁醗酵建て

あわ てんねんあい あく はっこうだて

リネンコットンカディ本藍染コート ¥50,000(税抜)

藍染めに詳しい方は、、

「あれ?」と思うかもしれない。

僕も展示会場で驚いた。

そう、、、お値段が、、、

なぜ、この値段で?

本当に本藍染?






















しかし、、見れば見るほどに

質の良い藍染めだ。

しかし、本来の灰汁醗酵建ての藍染なら、

コートで確実に10万は超える。

というか、、市販されている洋服では、

あまり見たことがない。






















しかも、贅沢なことに、、

身生地はリネンとコットンの交織織のカディーだ。

手紬、手織りの生地をゴーシュが仕立て、

日本に数人しかいないと言われる、

本藍染を施したのが、このシリーズ。


リネンコットンカディ エプロンスカート

本藍染 ¥38,000(税抜)






















スカート部分の裏地はコットン100%。。

着用すると見えないが、藍染で生じた、

コントラストは、言いようがなく美しい。






















リネンコットンカディ タンクトップドレス

本藍染 ¥44,000(税抜)

「阿波天然藍灰汁醗酵建て」という手法は、

古来より日本に伝わる、世界に類を見ない、

日本独自の伝統的な手法です。

蓼(たで)をすくも染料にするまでの工程は、

果てしなく、、およそ100日を要する。






















さらに、その染料とともに、

イモや酒、灰汁などを何日もかけて発酵させ、

何度も何度も染め返す。。

現在、その全工程を行える職人は、

日本に4人ほどしかいないらしい。。

今回、ゴーシュの染色を行ったのは、

もちろんそのうちの一人。






















リネンコットンカディ イージーパンツ

本藍染 ¥39,000(税抜)

ウェスト部分を引っ張ると、

ものすごく大きく広がるが、

ヒモをキュッと締めると、、

きれいなタックが現れる。

新型の8分丈イージーパンツです。

















本藍染の色落ちは、インディゴとはまた違う。

じわじわ、じわじわと、青みをきれいに残しながら。。

色が落ちれば、落ちるほど、

その違いは明確になる。






















こちらは、ゴーシュではおなじみの、

160/- のラミー素材。

160/- ラミー レギュラーカラーシャツ

本藍染 ¥30,000(税抜)






















着心地の良いゴーシュのお洋服を

本藍染の経年変化とともに、

ゆっくりと味わっていただきたい。






















160/-ラミー 丸首シャツ

本藍染 ¥29,000(税抜)






















まさに、ツギハギをしても着続けたい、、

そんな1着になることでしょう。






















160/-ラミー バンザイフレンチスリーブシャツ

本藍染 ¥26,000(税抜)

ゴーシュの万歳パターンと本藍染が

同時に楽しめる贅沢な1着です。






















彼等は、どーーーしても、、、

これらを世に送り出したかったそうだ。

作って、展示会に出して、、、

あまりに高額で、バイヤーが誰も

オーダーしなかったら、、、。

彼らが気に掛けたのはそれだ。

そして、純粋に本物の藍染めを

お客様に堪能して欲しかった。

だから、、

このシリーズだけ、採算を度外視した。

決して安いものではないが、

世界でも類をみない、日本古来の伝統染色。

「阿波天然藍灰汁醗酵建て」をぜひご堪能ください。


ゴーシュより愛をこめて。