2014年11月30日日曜日

アンティーク蚤の市

いつもお世話になってるあの人が、

出会ってから初めて、冬場に帰国する。

彼女にとっても久しぶりの日本の冬。

パリは寒いから。。






















古いものから好みのモノを選びとることは、

その行為自体がおもしろい。

ただし、繰り返さないとおもしろくならない。

最初のほうに買ったものは、

「なんでこれ買ったんだろう?」

そう思うものが多い気がする。

好きになって、蚤の市やアンティークショップ、

古道具屋に通ったりすると、

はっきりしていなかった自分の好みを、

自覚するようになる。

そうなってからがおもしろい。






















最初はこんな小さな瓶一つから始まる。

自分の好みは、人に伝えるのは難しい。

「フランスものが好きなの?」

モノによりけり。

「日本の古いものが好きなの?」

モノによりけり。

アメリカだろうがドイツだろうがイギリスだろうが、

自分の感性に響いたものが好きなのだ。

いろいろ買っていいるうちに、

お気に入りの部屋を作りたくなる。

小さく移りゆく自分の気分を感じながら、

どんな部屋に暮らしたいか妄想する。


12月6日(土)~8日(月)

アナベルの一角がアンティークの小物たちで、

埋め尽くされます。

お皿やカフェボール、ティーセット、ガラスのコップやグラス、

アクセサリー、トルションやリネンのナプキン、かご。

スペースに限りがあるため、絞り込んで、パリから持参してくれます。

古いものを楽しみに、ぜひお立ち寄りください。







2014年11月27日木曜日

トラディショナル

最近、下の子の咳がひどい。。

が、、昨日の深夜、それが治まった、、らしい。

ぼくは申し訳ないくらい熟睡していた。

妻が夜中の3時にネギを焼いて首に巻いたそうだ。

もちろん、妻のではなく、息子の首に。

朝起きて、「のどがイガイガする。」って言ったら、

「出がらしで、うがいするといいよ。」って

お茶を手渡された。

たしかに、効果てき面だ。

おばあちゃんと暮らしてきた妻の昔ながらの

生活の知恵は、なかなか頼りになる。

今日は、300年以上昔から、

人々の生活に関わってきた洋服、

そして、20年以上、僕のワードローブから

消えることのないセーターのご紹介です。






















John Tulloch(ジョン・タロック)

シェットランドセーター ¥15,500(税抜)

Berry

オープンからずっと、同じものを色を変えながら

毎年販売し続けている。






















Berryは、何色かの糸が混じり合った、

ブラックベリーのような、落ち着いた色合い。




Red

シェットランドセーターの起源ははっきりしない。

シェットランド諸島の厳しい寒さをしのぐため、

そこに住む人々が、そこに住む羊たちの毛で

セーターを編み始めたのだ。

それは、500年前ともいわれる。






















赤は、単色の真っ赤だ。

今のファッションには取り入れやすいのでは

ないだろうか。






















Blue

ネックは小さめで、アームホールはゆとりがある。

昔ながらの安心感のあるデザインです。






















Blueも単色の真っ青。

こちらは、スタイリングを撮り忘れた。。。

セーターなのに寒色。

グレー系のスカートやパンツ、白のボトムスと

コーディネートしてみてはいかがでしょう。






















Silver 






















定番ながら、明るい印象を取り入れやすい、

Silver Grey。

明るい色のストールが似合いそうです。






















Slate Blue






















一見地味そうな色味ですが、

新鮮さを同時に感じます。

ありそうで、なかった色味です。

以外にもトラディショナルな一面をたまーに

垣間見せる妻に着てもらいます。
















FACTORY のバルーンスカートにBerry。

インナーにはボタンダウンシャツを着ています。






















足もとは、R.U. のワンストラップで引き締めて、

YARNZ のカシミアストールで色味をプラス。
















コートは、HAVERSACKのチェスターを。
















冬の寒さを吹き飛ばしそうなカラーコーディネート。

Arteporvera のチノパンにRed。
















やはり冬なので、ストールを。

今年もモヘアのストールが入荷しました。
















足もとは、来年入荷予定のR.U. のメダリオンシューズ。
















コートは、NO CONTROL AIR のライトブラウンを。

白いボタンが効いています。
















orslow のファティーグスカートにSilver Grey。






















カジュアルながら、大人っぽく黒いタイツで革靴を。
















コートは、NO CONTROL AIR の色違い、ネイビーを。

パープルのモヘアストールで色をプラス。
















Slate Blue は最も素直にトラッドに。
















色落ちしたジーンズにデニムシャツをインナーにして。






















きれいな色のモヘアのチェック柄のストールを。

僕にとっては、懐かしくも、

ずっと自分の中にあり続けるスタイルです。
















コートはHAVERSACK のロングコートで大人っぽく。

トラディショナルな洋服は、廃れずにずっと僕のワードローブに

あり続けるモノたちです。

その分、良質なモノ選びと、サイズ選びがとても重要です。

トレンドに左右されすぎず、心地よく自分のスタイルの定番に

迎え入れられたら、きっとずっと手放せない存在になるはずです。






















咳を和らげる焼いたネギの首飾りや、

のどの痛みを和らげる出がらしのうがい。

ずっと先の未来、孫の世代の若者が、

シェットランドのセーターを着ていたら、

なんか嬉しいな、、。

その時代も、咳が止まらなかったらネギ巻くのかな?

少なくとも、自分の子には教えておこう。







お知らせ

nu Comfie(ヌー・コンフィー)vol.25に

紹介していただきました。






















昨日、11月26日全国の書店にて発売です。

ぜひ、ご購読ください。





2014年11月23日日曜日

寒がりなあなたへ

冬の陽だまりのソファーの上で、

膝かけをしてウトウトする。。

そんな時間を持ち合せた人は幸せだ。

若い時は思いもしなかったそんな時間が、

最近は欲しくてたまらない。

足もとを温める膝かけのように、

外に着ていくお洋服も、

意外と足もとの防寒しだいで暖かさが増す。

昨年も大好評だった、Travail Manuel の

暖かいズボンが入荷しています。






















TRAVAIL MANUEL ウールリブパンツ

グレー ¥16,000(税抜)






















ウールとナイロンの暖かく丈夫な素材。

チクチクする、、と思いきや

通常の裏地ではなく、接結という素材で、

裏側は全面コットンガーゼでフワフワだ。






















ネイビー

丈の短いものを中心に着用しそうな人には、

どちらか迷っている場合は、ネイビーをお勧めしている。






















これが裏側のガーゼ。

このズボン、昨年もたくさんの人にご好評を

いただいたのだが、まだまだ、抵抗のある人が多い様子。

できるだけ、たくさんのコーディネートをご紹介します。
















FACTORY の裾カーブセーターに合わせて、パンプスでラフに。
















股上は深めですが、膝下がスッキリしているので、

ダボダボした印象は、あまりありません。
















Nor Easterly のオフタートルにシンプルに。
















足もとはR.U. のワンストラップのブラックを。

手に取った時、少し丈が長く感じるからか、

「背が高い人じゃないと、、、」という言葉をよく耳にします。

たぶん、思い込みです。。
















妻が155cmでサイズS を着用しています。

リブ部分が25cmもあるので、長くて履けなさそうに

見えてしまうのかもしれません。

適当にクシュってしてください。
















FACTORY のキャメルのタートルをシンプルに。






















トップスネイビー、ボトムスもネイビー、

シューズはブラックのワントーンコーディネート。
















コートはHonnete のショールカラーコート、ブラック。

大人っぽく、個性的なコーディネート。
















ベーシックなNor Easterly のシェットランドセーターを。
















トップスとボトムスのコントラストが出た場合は、

色を積極的に入れたほうが、まとまって見えます。
















Travail Manuel のウールボーダーチュニックに、

dansko のサボを合わせて、可愛らしく。






















こちらはモノトーンにグリーンを差したコーディネート。

グリーンのストールは、意外なほどに使いやすい。
















上から糸衣のカシミヤガウンを羽織って暖かく。






















糸衣のガウンは、逆さまに着ると丈が短くなり、

様々な洋服と合わせやすく、暖かい。






















そして、、

このコーディネートの靴を変えます。

AUTTAA のブーツを履いて、

Travail Manuel のフードコートを着ると、、

こうなります。
















あったかくって、ご満悦です。






















dansko をAUTTAA にかえて、コートを着て、






















カバンをテハマナに。

色々なコーディネートが楽しめて、暖かい。

冬の陽だまりのような幸せを、

感じていただけるかもしれません。