2013年11月23日土曜日

静かにメリークリスマス

ノルディックやアーガイル、フェアアイル柄は

クリスマスを連想させます。

その日の気温を感じながら、

その日の予定を考えながら、

いろんなウールを楽しめる冬。

今日はカシミアかな?

今日はモヘアかな?

今日は冷たい風が強く吹いている。

シェットランドかな?

今日はクリスマスのお出かけ。

アーガイルかな?






















昨日はベストをご紹介した、シェットランドのアーガイル。

今日は長袖です。

JOHN TULLOCH シェットランドアーガイル ¥18,690(税込)

カーキ






















おじいと名高い、メープル。


今日は、カーキのコーディネートのご紹介です。
















女性らしいキュロットスタイルで。。






















スコットランド、「GLEN GORDON」の

フィンガーレス手袋がかわいらしいアクセントに。

足もとは、R.U.の革靴が引き締めます。

着用してみると、こげ茶とカーキのコントラストが、

冬の日のモミの森林を思わせる。






















さらなる寒さがやってきたら、、、

ダッフルコートもおススメです。
















少し、色がさびしいな、と思ったら

靴やかばんと色味を合わせて、

ストールを巻いて完全防寒。


もう少しすると、スコットランドの柄のマフラーがいくつか

店頭に並びます。

冬ならではの柄のセーターやマフラーで、

今の時期の「私」を表現しても、楽しいと思います。



2013年11月22日金曜日

おじいおズボンスタイル

ニットの歴史は紀元前にさかのぼる。

もはや、どこで誰が最初に編み物を作ったのかわからない。

現代の機械編みに至っても、その歴史は300年ほど。。。

姿、形をほとんど変えずに今も残るベーシックなものは、

様々な時代を超えて、愛され続けている。

今日は、イギリスが発祥とされる「アーガイル柄」の

ベストをご紹介します。






















JOHN TULLOCH アーガイルベスト ¥17,640(税込)

やや赤みがかったベージュとカーキのアーガイル。






















表面は、あざもの葉で起毛されている。






















温かみある、メープルカラー。






















おじいさんが着ていたと、名高いこのお色。

いっそのこと否定いたしません。























ブルーのきれいなおズボンは、

秋冬に登場した、orslow のビリージーン。

インナーには、Arteporvera のネルシャツ。

NEWBERRYのフィンガーレスグローブ。

足もとは、温かいバルキーソックスに、

R.U.のワンストラップ、ブラウン。

ズボンロールアップの、「おじいおズボン」スタイルです。
















ニットベストと同柄のネックウォーマーを。
















英国調の細身のツイードコートで、メンズライクに。






















こういうスタイルだからこそ、、

ラフにリュックもかっこいい。

おじいさんぽいニットベストに、パンツを合わせる、

「おじいおズボン」スタイルの完成です。


オジーオズボーンファンの人、ごめんなさい。



2013年11月21日木曜日

アナベルいろ

シェットランドのセーターが好きだということは、

何となく伝わったかと思います。

今シーズンのアナベルでは、よりたくさんの色を

楽しんでいただきたく、先日もご紹介した

スコットランドの老舗、「JOHN TULLOCH」(ジョンタロック)に

色を別注いたしました。

僕らも楽しみにしていた、別注のカラーシェットランドをご紹介します。






















JHON TULLOCH クルーネックニット ¥15,540(税込)

シルバーグレー(既存カラー)

ある意味、白より明るいのかもしれません。

既存カラーですが、実にいい色です。






















アナベル別注カラー オーシャンブルー 

冬にはなかなか見たこともないぐらい、

スカッとしたきれいな青です。






















こちらも表面をやや毛羽立たせた、シャギーな

シェットランドウールです。






















アナベル別注カラー スカーレッド 

冬の差し色に、意外なほどに取り入れやすい。






















混じりっけのない、原色に近い赤。






















アナベル別注カラー 黄緑

こう見えて、色合わせがしやすいのが意外です。






















アナベル別注カラー エクリュ 

遠目に見ると、ベージュです。


近くで見ると、グレーと黄金色がちらちら。

すごく好きな、ベーシックな色身です。


コーディネートは難しくありません。

現在、アナベルでは冬のズボンがなくなってしまい、

キュロット中心のコーディネートになってしまうことを

ご了承ください。






















Travail Manuel のドラムパンツに、

シルバーグレー。

薄汚れ、、いや、、、

やや汚れの目立つ黒いブーツは妻の私物です。






















とにかく一枚で暖かいシェットランド。

のぼせるから着ない、、という人もいるくらいです。

ニットの上に大判ストールを垂らし、

ゆったりしたソイルのメルトンコートを羽織ります。






















Travail Mnauelのギャザーキュロット(妻私物)に、

シンプルに赤。

足もとに、ふわふわのレギンスとayameソックスで

ポイントを作ります。こうすることで、ただシンプルなだけでは

なくなります。






















上には真冬もしのげる、サーモライトの入った、

HonneteのエンパイアJK。

大きい襟もとが特徴的です。






















先日、バルーンブラウスで少し登場した、黄緑。

意外と安心して着ていただける、いい差し色です。
















ゆとりのあるバルーンシャツを合わせます。






















上にはTravail Manuelのフードブルゾンが良く似合います。


一枚でかなり暖かい、シェットランドセーター。

意外となさそうな、いい色を別注したつもりです。

アナベルいろ、ぜひ冬の差し色に。



<JOHN TULLOCH の洗濯表記について>

こちらの商品や、先日ご紹介したカーディガンも含め、

JOHN TULLOCH の商品は全て、「ドライクリーニング」表記となります。

この点に付いて、以下のような質問をメーカー側にいたしました。

「このニットは、ドライクリーニング表記になっていますが、

家庭洗濯(手洗)は、実験した結果、駄目だったんですか?

それとも、いろいろな洗濯環境を考えて、とりあえずドライにしてあるんですか?」

この質問に対し、

「とりあえず、ドライにしてあります。私は、家で洗濯しています。」

「また、今回の商品は、シャギーといって、表面を掻いた、毛羽のある

仕上がりにしているため、毛玉を少しでも軽減するためにドライにいたしました。」

という返答をいただいております。


メーカーでは、よくあることです。

全ての商品に関し、堅ろーど試験(自然光、紫外線、洗濯、摩擦などによる

耐久試験)や、縮率テスト(水洗いによる縮み)は生地の段階で必ず行います。

全ての市販される生地に、レベルを表す「級」がつけられ、定めれた数値をクリアー

しない限り、商品化はできません。しかし、これが確かなのは、「布帛」といわれる、

織物の布地です。ニット商品に関しては、糸から直接、商品が作られることから、

その点があいまいでした。特に冬のウール商品に関してはあいまいです。

お使いになる洗剤や、洗い方によって、予期せぬ事態が起こったりする

可能性があるということです。そのため、メーカーによっては、手洗いをしても

問題のない商品も含めて、ウールは全てドライで表記するメーカーも

多いのが現状です。

現在は、家庭洗濯の洗剤がかなり進化しており、普通のスーパーなどで売っている

おしゃれ着洗いの洗剤をお使いいただければ、ほとんどのセーターは、

ご家庭で手洗いしていただけます。また、毛の種類や染色、紡績の過程で、

しない方がいい商品もございますので、アナベルでお買い上げのお客様は、

店頭でご相談ください。

今回ご紹介の商品につきましては、ドライ表記ではございますが、

家庭でのおしゃれ着洗いの洗剤(エマールなど)を用いての手洗いは

問題ございません。

また、毛玉についても少しお話いたします。

毛玉は、毛である以上必ず発生する現象です。

毛玉が起きづらい毛はありますが、毛玉が起きない毛はありません。

高級だから毛玉が起きないというものでもありません。

毛の種類や、編み方、着用の頻度などによって変わってきます。

かばんや、手荷物で擦れる所は、ピリングが起きやすく、

後に毛玉になります。毛玉に対する付き合い方は、個人に

よって異なります。僕は、ほっておく派です。

毛玉を取ったところから、商品がやせていくからです。

毛玉を取って、きれいに着たい方は、多くならないうちに、

こまめに毛玉取りを行うことと、毛玉以外の毛を同時に

引っ張って抜かないようにすることをお勧めします。


いずれにしても、気に入った大切な商品を

長く、気持ちよくお使いいただくための自分なりの

付き合い方を見つけることが大切です。

他にも気になることがございましたら、ご質問ください。

この話が長すぎて、なんの紹介だったか忘れましたよね?

こちらです。






















楽しい冬を過ごしましょう。









2013年11月19日火曜日

シェットランドセーター

「シェットランド」。

冬になると良く耳にする言葉です。

イギリス本島、スコットランドからさらに北の地に、

「シェットランド諸島」があります。

洋服で「シェットランド」といえば、シェットランド島で

育った羊の毛を使ったセーターを意味します。

毛にはいろいろな種類が世界中に存在しますが、

僕が若いころから、最もなじみ深い毛の一つです。

高校生の頃、原宿のインターナショナルギャラリーBEAMSに

足しげく通い、イギリスのトラディショナルなブランドや商品のことを、

いろいろ教えていただいたのを覚えています。

今は、時代の流れとともに、雰囲気も変わっていますが、

僕が初めてシェットランドのセーターを買ったのも、

バラクータを買ったのも、今はなき、フライングスコットマンの

ブルゾンを買ったのもそこでした。

シェットランドのセーターを見ると、その当時のことを思い出します。

今日ご紹介するのは、スコットランドのニットメーカーの中でも、

老舗に位置付ける名門です。






















JOHN TULLOCH(ジョンタロック) フェアアイル柄カーディガン

ヘビーブラッシュ ¥22,050(税込)

シェットランド諸島で創業し、100年以上の歴史を持つ。

現在はスコットランドに拠点を移している。






















明るめのグレーを基調にし、多色使いがかわいらしい。

時代とともに、機械編みも手編みも激減している

スコットランドのニット。。。

僕は大好きなので、アナベルではできる限り提案し続けようと思う。

先日ご紹介して完売した、「Nor Easterly」もHARLEYという、

スコットランドに残る老舗ニットメーカーが手掛けているブランドだ。

反響があったことは、とてもうれしかった。






















黄色みの強いベージュを基調に、

温かみのある暖色が並ぶ。






















あざみの葉を使って一着づつブラッシングした

このセーターは、心も体も温まる1着です。
















Travail Mnauelのギャザーキュロットの上に。

インナーにはMannaのラウンドカラーシャツを着ています。






















ブラッシングで印象をやわらかくしています。






















目付のわりに、モコモコした印象はなく、

腕回りなどもすっきりしています。
















かなり暖かいので、年内はよほど寒い日でなければ、

綿のコートでも十分ではないでしょうか。


女性でこういうセーターを着ている人のほとんどが

同業者だったりします。

洋服業界以外の人にも、ぜひ着ていただきたい。

今年はもう少し、シェットランドのご紹介をいたします。




nid vol.30

続けてきた雑誌「nid」の連載もいよいよ後半。

11月20日に、vol.30が発売されます。






















「民芸はあたらしい」、と題した今号は、

とても興味深い内容です。楽しく読ませていただきました。

僕の連載では、「R.U.」の靴を紹介しています。






















相変わらず、文字制限に苦しみながらも

がんばって書きました。

そしていつも写真を担当してくれている、

写真家の鍵岡龍門さん。

この方の写真、僕は大好きです。

いつも素敵な、商品が伝わる、いい写真を撮ってくれます。

R.U.の靴も少し照れくさそうに、うれしそうにしています。


先週、予定より早く入荷したR.U.の靴を少し紹介します。






















T-ストラップ ブラック カーフスキン ¥36,750(税込)






















そして、伝達ミスから入荷した、ブラウン。

こちらも、前回のダークブラウンに負けないいい色です。






















T-ストラップ ブラウン着用。

フワフワのレギンスにayameさんの柄靴下で。






















ワンストラップ ブラック ゴートスキン ¥39,900(税込)






















ワンストラップ、ブラック着用。

















ヒールに開くこの穴と、、、






















靴底に開くこの穴は、フルハンドメイドの証です。






















ワンストラップ ブラウン。






















冬の定番、バルキーソックスで配色を楽しむ

ロールアップスタイル。


お知らせのつもりが長くなりました。

R.U.については、過去のブログもご覧下さいませ。

「共に歩こう」

http://f6products.blogspot.jp/2013/08/blog-post_25.html

「残念でならない」

http://f6products.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html


今日は後ほど、もうひとつ、、

ご紹介できたらいいな、と思っています。



<R.U.の今後の入荷予定>

次回の入荷は、来年の3月下旬~4月上旬となります。

ただし、4月から消費税率が上がりますので、できるだけ

3月の納品を目指します、、、とのことです。

よろしくお願いいたします。





2013年11月18日月曜日

想像ふくらむバルーンシャツ

秋口に入荷して、コーディネート写真を撮って、

とても忙しい妻に来てもらったにも関わらず、、

紹介するのをすっかり忘れていたブラウスがある。

起毛したネルシャツだったので、、「まだいいか」と思い、

お店でも、まだ温かい時期は店内から下げたりしているうちに、

いつのまにかちょうどよい季節がやってきた。

今まさに、コートの下におしゃれアイテムとして

取り入れてみてはいかがでしょうか。。。






















Arteporvera バルーンシャツ ¥15,750(税込)

ライトグレー






















トップグレーに白いボタンが目をひきます。






















横から見ると、ワカメちゃんのワンピースみたいですが、

大丈夫でしょうか??






















こちらはチャコールグレー。






















ボタンは白で共通です。






















ひもで裾の具合が調整できます。


このブラウスの自由度の高さには驚きますが、、

スタンダードな着こなしを少しご紹介します。
















すっかり忘れていた秋口の写真。

10月の初めごろでしょうか。。

アナベルのユニフォーム、Arteporveraの加工チノに合わせて。

パンツスタイルでは、やや絞り気味にしています。

もちろんお好みで。






















この絞り具合で、ヨコ姿はこんな感じです。

ちなみに、妻は腕が短いので解りませんが、

袖丈がやや短めの9分丈くらいのデザインです。






















素早い手さばきでひもをゆるめます。
















4~5cmくらい裾が下に落ちてきます。






















一般的なズボンを履いて、お尻が隠れるくらいです。

このくらいの絞り具合で、ワンピースに重ねても素敵です。

カーディガンみたいに、、、。

今さらですが、秋口でした。


そして今の時期、ちょっとおもしろい中間衣料として活躍しそうです。
















Arteporveraのダンプキュロットに、明るい色の

シェットランドニットで楽しげです。

カラフルな指なし手袋もかわいらしい。

帽子は先日ご紹介したmature ha.の2トーンニットキャップ。






















セーターの上にゆとりを持って着ていただけます。

下がボリュームのあるキュロットなのでかなり絞り気味にしています。






















一番しぼった状態にしていただくと、

タックインしているかのような見た目に変化します。
















上からアウターを着ると、冬支度の完成です。


着る人が自由にかたち作ることができる、

想像膨らむバルーンシャツ。

体系も選ばない。

重ね着が十分に楽しめる。

実にご満悦な一品です。