2013年9月3日火曜日

君の10年後に会ってみたい

25年前、初めて自分のお金で洋服を買った。

池袋の西武百貨店のデニム売場で

Leeの101ライダースを買った。

¥8,900だった。

自分で払ったから覚えている。

当時、ヒップホップが流行りだして

太いデニムやジャージにバッシュを履いたりするのが

おシャレだったような気がするが、僕はほとんど興味がなく

デニムとエンジニアブーツが欲しくて仕方なかった。

家に帰ってお風呂に水を貯めて、

やかんでお湯を沸かしてぬるま湯にして

裏っかえして浸したら、みるみる浴槽が青に染まっていった。

母にののしられながらも、デニムを履いたまま湯船にもつかり、

「生乾きで履いた方が色落ちがかっこいい」

という、今となってはあやふやな怪しい情報を

耳にして、湿ったジーンズを履き続けた。

さんざん可愛がったジーンズは、まだ僕の手元にある。

一度だけお店に履いてきたことがあるが、

しゃがんだ瞬間にひざが割れた。

それどころか、もう何度もリペアに出して、

買ったデニムの値段より、リペア代のほうがはるかに

お金がかかっている。

どうなろうが、一生手放さないことだけは確かだ。

今秋入荷した、orslowのボートネックのシャツが

気になって仕方がない。






















少しずっしりとした、でもしなやかな、

インディゴのロープ染めのカットソー。 ¥12,600(税込)






















染め方からして、おそらくデニムのような

色落ちをすることは想像できる。

でも、、デニムと違って天竺編みだし・・・。






















こちらは、糸や組成は同じだが、

染め方が違う。

「硫化染め」という手法で黒に染めている。

















いわゆる「ブラックシャンブレー」のような

いい色になりそうな予感がする。


とてもレディース服のご紹介とは思えない

展開ですが、シルエットはとても女性らしい。






















キュロットに合わせて、ネック回りは

華奢なビーズのネックレスを。






















ネックの収まりもきれいです。
















同じくorslowで再入荷している、「ビリージーン」に合わせて

大判のスカーフで女性らしさをプラス。

















君の10年後に会ってみたい・・・。

きっと、いい具合にくたびれているのかな?